【PCデスク】見た目にこだわったシンプルな木製デスクを作りました

デバイスで黒くなりがちなデスク周り。
Twitchで手元カメラをつけて雑談配信中、デスクの天板が木製になったら素敵になりそうだなあって思ったのがきっかけでデスクを作りました。

私は一枚板に色を塗ってアイアンの脚をつけただけのシンプルなものにしました。

正直、脚をつけただけでも想像以上に手間がかかり既製品のメラミン天板のデスクと違ってメンテナンスも必要。

最近は既製品も種類が豊富で金額も安いものもあるので、わざわざ作る必要ない方がほとんどだと思いますが、それでも自分で作る一番のメリットは自分の環境と好みに合わせて作れること!
サイズ、見た目、形状がより自由に決められるので、こだわりのある方にはおすすめです。

デスクを作成する際に購入したものや作ったときの流れなどをまとめました。

目次

自作デスクについて

デスクの概要

天板サイズ

160cm×65cm

高さ

69.5cm(脚66.5cm、天板厚3cm)

樹種

ゴム集成材

仕上げ

ワトコオイル、蜜蝋ワックス

重量

19.0kg

費用

¥27,000程度(天板¥14,090、脚¥7,219、他¥5,500)

購入したもの

購入したもの

  • 天板
  • アイアンの脚
  • 鬼目ナット(必須ではない)
  • ワトコオイル
  • 蜜蝋ワックス
  • ウエス

天板の加工や仕上げなどのオプションによって購入するものは変わります

天板

天板はマルトクショップさんで購入しました。注文の詳細については後ほど書きます。

アイアンの脚

デスク用なのでハイタイプ、真っ黒なアイアンでシンプルな型が良くてロの字型にしました。ト型、L型、ロータイプ、奥行の狭いタイプなど他にも種類があります。脚自体の高さは66.5cm、天板と合わせて70cm弱と一般的なデスクの高さになりました。

鬼目ナット(必須ではない)

本来は購入した脚に付属されているネジ(M6)で天板に直接固定するのですが、脚を外せるようにしたかったので天板に鬼目ナットを埋め込みました。ネジを何度も付けたり外したりすると穴が広がってしまうので、あらかじめネジを取り付けるための穴を金具で作っておくイメージです。取り付けは大変ですがおすすめです。後ほど写真で紹介します。

ワトコオイル(ミディアムウォールナット)

調べた中で一番簡単に手間が少なく塗れそうだったのでワトコを選びました。200mlと1Lと3.6Lの缶がありますが、1缶だとギリギリ足りない可能性があり、2缶だと1Lと値段が変わらなかったので1Lを購入しました。(200mlで2㎡程度)

蜜蝋ワックス(オールドビレッジ)

表面保護、撥水補強のためのワックスです。ウエスでパパっと簡単に塗れるのが良くてこのワックスを選びました。天板のメンテナンスもこれを塗ります。塗った直後は表面がツヤっときれいになり時間が経つとマットになります。レモンの香りで嫌な臭いがほとんどしないのも良いところです。

ウエス

ウエスと呼ばれる肌着のような布を使って塗ります。使わない肌着などがあればそれを使えば良いのですが、私はなかったのでホームセンターで買いました。

天板について

天板はマルトクショップさんで購入しました。
品質、金額、加工など、トータル的に見て良さそうだったので選びました。

サンプルは10cm×15cm程度の大きさ

私は木の色味やオイルを塗ったときの色を確認したかったので、事前にサンプルを注文しました。

サンプルを取り寄せてオイルの色を試してみると作るもののイメージができて楽しくなるのでおすすめです。

天板の注文内容

部材の種類

無垢・集成材(四角形)

樹種

集成材フリーカット ゴム

使用方向

三方向使用

サイズ

【厚さ】30【幅(奥行)】650【長さ】1600

面取り

【面C】上R面(3R)+下糸面+磨き 【他三面】糸面+磨き

コーナーR加工

なし

塗装

なし

反り止め

なし

ジャストカット

なし

穴開け

なし

斜めカット

なし

溝加工

なし

通販での注文内容をそのまま書いているので、このまま順番に入力すると私の天板と同じものが注文できます。

注文内容の詳細

樹種ゴム集成材

サンプルでタモとゴムの集成材を確認しました。タモ材は木目がとてもきれいで好きな樹種ではあったのですが、ワトコを塗ったら高級感が増して部屋に合わないなと思ったのでカジュアルな雰囲気のゴム材を選びました。

デスク幅160cm

24インチのモニターを2枚並べて左右に余裕がある程度の大きさ。以前の幅120cmのデスクが物足りなかったのでそれより大きく、ただしあまり大きいとたわみが心配なので160cmにしました。

デスク奥行65cm

以前のデスク奥行60cmで足りないと感じたが 70cmは必要なく、購入した脚の奥行が63cmだったのでそれより大きく65cmにしました。私は基本デスクの上に物を置かないので十分でしたが、机にデバイスやモニター台など置く場合は70cmくらいあっても良いと思います。

天板厚み3cm

薄いとたわむので同じくらいの幅と奥行なら厚み3cmが理想かなと思います。天板の幅を狭くしたり、脚をL型やト型にするなら厚み2.5cmでもいいかも。ちなみに厚み3cmは相当重くて私の天板は19kgあります。塗装作業が本当に大変でした!

面取り加工 糸面+R面取り

基本は角に軽くヤスリをかける糸面仕上げ、手前の上側だけR面取りです。自分でヤスリをかけても良いですが、私は後悔しそうでお願いしました。正面の肘が当たる辺のみ3Rの面取り加工にしています。(3R=半径3mm程度)

塗装無し

塗装もお願いできますが、私は自分で好きに遊びたかったので無しにしました。天板が重くて作業が大変だったのと、オイルフィニッシュ塗料でもやっぱり手間と時間はかかります。作業スペースがない方や予算がある方はお願いするのも手です。自分で塗ると自作感が出るのは良いところ!

DIYの手順

STEP
ワトコオイルで着色する(二度塗り)

マルトクショップさんの板はペーパーサンダーで仕上げされているので、そのまま塗装できます。とにかく簡単に作業がしたかったので刷毛ではなくウエスで塗りました。ウエスで押さえながら缶から木に直接かけるくらい雑に塗りましたがムラなく綺麗に塗れました。材によって吸い込み方が違うので確認しながら塗ってください。

一度塗ったら15分程乾かし、吸い込まず浮いているオイルをウエスで押さえるような感じで拭き取ります。

1時間くらい経ったら二度目を塗ります。

STEP
二度目のオイルが乾く前にサンドペーパーをかける

二度目のオイルを塗り終わったら乾く前に耐水のサンドペーパーをかけます。私は400番を使用し、手では大変だったので電動でかけました。サンドペーパーをかけると削れた粉が木目の隙間に埋まり、表面がサラサラになります。裏面はかけていません。

24時間ほど乾かします。

以上の塗り方はワトコオイルの販売店である北三さんのHPを参考にしました。

STEP
蜜蝋ワックスを塗る

表面を保護するために蜜蝋ワックスを塗ります。

蜜蝋ワックスもワトコオイルと同じようにウエスを使って塗り広げます。伸びが良いのですぐに塗れます。1時間ほど乾かします。

STEP
脚の取り付け

私は鬼目ナットを埋め込みましたが、通常は直接ネジで取り付けます。

電動ドリルを使って実際の穴より小さい下穴をあけてから、鬼目ナットが入るサイズに合わせた穴をあけました。穴が天板を貫通しないようにドライバーにマスキングテープで目印をつけると安心です。鬼目ナットの取り付け方の詳細は調べてみてください。

ポールタイプの脚が良い方はIKEAのオディリスが取り外しができて、取り付けも簡単なのでおすすめです。ただし耐荷重の確認は必須です。真ん中に一本脚を足すなどした方が良さそうです。

【注意】ウエスの処理、保管について

オイルやワックスの染み込んだウエスは熱を持って発火する可能性があるので、絶対にそのまま放置しないでください。私は二重にした袋に新聞紙を入れ、ウエスを入れたら水で浸した状態でごみの日まで置いておき、処分しました。

完成したデスクがこちら

天板はゴムの集成材、仕上げはワトコオイル+蜜蝋ワックス
脚はアイアンの脚を取り付けました。

天板下にはカゴを取り付けて配線しました。
過去に配線についてまとめた記事がこちら。

メンテナンスについて

木なのでたまにメンテナンスをしてあげないといけません。
数ヶ月に一回蜜蝋ワックスを塗り直してあげる程度で良いと思います。

ワックスを塗っているものの、メラミンのデスクのように汚れても拭き取れば大丈夫!って感じではないので、食べるときは布引いたり冷たいコップも直接置かないようにしたり気を遣わないといけないのがちょっとめんどくさいかな。

自由にデザインできる自作デスク

メラミンのデスク嫌だ!グレー嫌だ!温かみのある素敵な木製デスク作る!って勢いで作り始めました。ある程度は覚悟していたもの、思っていた以上に手間も時間もかかり大変でした。

完成してしまえば見た目が良くて最高のPC環境となりました。
配信中、手元映すときに木製のデスクだと見え方が全然違うなあって見る度に嬉しくなります!

見た目、サイズなどこだわりのある方にはとてもおすすめなので、気になっている方は挑戦してみてください。

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